Michelin  XZL 6.50 R16C 108Nー車検対応場合によるー

メーカーによる公表値は以下の通り

 

  XZL

ノマディック
MAD STAGE

ジオランダーM/T

サイズ

6.50 R16C  

195R16

185/85R16

外径 (mm) 

742 

718

721

総幅 (mm)

176

195

180

計測リム幅 (インチ)

4.5

5.5  

5.5

適合リム幅 (インチ)

4.5-6 

6-5

6-5

重量 (kg)

16.0

12.0

 

  

今回は、SJ30に履かせて見ました。XZLとMADSTAGE
まず外見での第一印象は、細い・径がでかい、ノマディックと比較するとその差が
よく分かります。

オンロード
 タイヤ交換後、走り始めてすぐに感じるのは、タイヤの重さ。思わずサイドブレーキを
確認してしまいました。30が軽いせいか、やけに重く感じます。発進の時は丁寧に
クラッチ操作をしてやらないと、エンストしてしまうこともあります。走行音はほとんど
無いです。と言うより、30の場合はエンジン音にかき消されて聞こえません。
純正タイヤよりもほんの少し「コーー」という音が聞こえる程度です。ジープサービスと
比べれば静かなものです。
 コーナーでは、少し”みちみち”音がするけど全然気にならないレベルです。
グリップは、思ったより良いが雨の日には、横に少し滑りそうな気がします。
ジオランダーのように”ぐにゃり”としてないけど、ノマディックのほうが走り易いように思います。
ダート
 タイヤが細いこともあってコーナーでリアが滑ります。
しかしコントロールできる範囲内であり、いきなり滑り出すこともなく安定して走れます。
 林道などを通った後、舗装路に出ると”かちかち”音がします。
タイヤのブロックパターンのせいで溝に石が挟まっているからです。
そのまま走ると、石を後ろに飛ばしながら走るので後続車は少し危険です。
これに当たるとガラスが割れる事もあります。
 ノマディックの方が、幅がある分、林道(ダート)では好印象です。
マッド
 空気圧2.0kg/m3では、すぐに目詰まりしてしまいます。
くいつきが悪く何でも無いところが、登れないときがあります。
 空気圧1.0kg/m3以下では、グリップがいいです。
目詰まりもほとんどなく泥は、きれいに抜けます。
走った後には地面にタイヤパターンがよく残っています。
 マッドでは、ノマディックやジオランダーよりも性能がいいようです。
ロック
 空気圧2.0kg/m3では、タイヤがポンポンとはねて
乗りにくいです。
 空気圧を1.0kg/m3以下に下げると、
岩に乗り上げたときに適度にタイヤが
たわんでくれます。
 ノマディックやジオランダーでは、空気圧を下げたときには岩に乗ったときに
タイヤがたわみすぎて(横から見ると刺さっている様に見える)ちょっと怖いで
す。XZLの方がかなりタイヤが堅いことが分かります。


 結果としては、いいタイヤですが、値段が他のタイヤに比べると非常に高いので、コストパフォーマンスは、微妙な所でしょう。
 ただ、他のタイヤより非常に重いのは間違いありません。

(レポート:後藤謙英)

通販ページへのリンク:4×4 O/R XZL 6.50 R16C 108N