1998年2月頃購入 定価12万2000円
キット内容品 フロントのヘルパー&メインスプリング
Fショックアジャスター、アダプター
Rコイル、ショックアブソーバー
容姿は2~3インチ程リフトアップ(カッコいいぞ!)
ホーシングが、右側に気持ちオフセットされるので延長ラテラルロッドが必要。
ちょっと前下がりなホットロッド風。
路面の継ぎ目も「たたんっ」とゆー音のみ!板バネとの違いを実感
ソフトな設定の為、後ろがハネる事が無い。
ところが、カーブに突入すると、この設定が裏目に出て恐い思いをすることになります。
低速であれば、それほど気にならないロールも遅刻寸前、会社まで全開!といった
シチュエーションになった時、ドライバーに対して牙をむいてきます。
そのロールの凄まじさは、乗車中の人間が《死》を覚悟する程(笑)ですから、
容易に想像出来る事と思われます。
これの対策ですが、外したスタビを又取り付けるか、あきらめて遅刻するしか方法は無いでしょう。
ダート
ほとんど上記の様な状態です。
収まりが悪い為、四六時中ヨーイングが発生しています。
ハッキリ言ってこの脚回りではダートはひたすらつまんない
ものとなります。
オフ
最も得意なのが4L1速でのクローリング、その中でも特にモーグルでの
走りは『さすが』の一言。ホーシングが外れたのかと思う位ものすごいストローク。
縮み側もフェンダーを削る程です。
がしかし、それ故フロントフレーム側ストラットのブラケットは、タイヤと干渉して
曲がってしまいます。対策としてホイールスペーサーをかます方法が有ります。
又、バンプストッパーを延長する必要がありますが、ノーマルショックを使用して
いる為かなりの高さが必要です。
私はそれをしていなかった為に突き上げによってブラケットの頂上がパッカリ
割れてしまいました。
ヒルクライムは、前下がりな姿勢のお陰で、なかなか良好なトラクションを発揮します。
ヒルダウンは、その逆でめっちゃ恐いです。キャンバーは、重心が高い為不得意ですし、
ステアケースは、勢いをつけてフロントを持ち上げようとした場合フルバンプしてしまい、
『ガツン』といやな音がした後、気持ち程度浮いて又『ガツン』と着地します。
ステアケースをクリアした後は必ず脚回りの点検をしなければなりません。(やってらんねー)
んー、つまり不得意です。
丸太越えは腹下すっきりの為、得意。
川越えも得意ですが、私は川でばしゃばしゃ遊ぶのは、あまり好きではありません。(ラインが読めないから)
トライアル
使えません。
総合的に見て、ゆっくりと掘りの深いモーグルを舐める様にクローリングする以外に、このキットを楽しむ方法はないでしょう。
フルバンプ時の衝撃でブラケット上部が
破損した状態。
2本の大きなクラックが入って危険な状態です
スプリングレートが非常に低いので
動きはいいのですが、ちょっとした段差を
勢いをつけて走っただけでフルバンプしてしまいます。
車高調整機能をいろいろといじってみたのですが
大差はないようです。。
修復を兼ねて上部ブラケットを強化したところ。
純正のブラケットは肉厚が薄い為、
このような強化を早めに行ったほうが
良いでしょう。
(レポート:田中 徹)